MS、ISVやデベロッパーを支援する「Connected Services Sandbox」を始動
MicrosoftはマッシュアップによるWebサービス開発を促進する新たなプログラムを立ち上げた。
米Microsoftは12月4日、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)、デベロッパー、システムインテグレーター(IS)、ネットワーク機器プロバイダー(NEP)、通信サービスプロバイダーらが、Webベースの新たなコミュニケーションサービスを開発・提供するのを支援する新プログラム「Connected Services Sandbox」を立ち上げたと発表した。同プログラムでは、異なる企業が提供する既存の通信サービスを組み合わせるマッシュアップを奨励。Webサービスの、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)モデル経由での提供や、多種多様なネットワークや端末での提供を目指す。香港で12月4日から8日まで開催の「ITU Telecom World 2006」で発表された。
Sandboxへの参加企業は、Windows Live、Microsoft MapPoint、Amazon、eBay、Google、Yahoo!などの公開Webサービスに加えて、Microsoft Connected Services Framework、Microsoft Solution for Hosted Messaging and Collaboration、Microsoft Solution for Windows-based Hosting、Microsoft Customer Care FrameworkなどのMicrosoft製品やサービスを利用できる。
新サービスには、Bell Canada、BT、Nortelなどが参加を表明している。
また新サービス普及を狙い、MicrosoftとBTは、実用化が可能な新Webサービス開発コンテストを実施する。コンテストの開始は2007年1月の予定。最優秀賞に選ばれたサービス技術については、BTが実験、導入を行う予定。
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