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Novell決算、15%の減収
Novellの8〜10月期は、Linux事業は伸びたが、Open Enterprise ServerとNetWare関連製品が落ち込んでいる。
米Novellが12月5日発表した同社第4四半期(8〜10月期)の暫定的な決算は、売上高は2億4500万ドルで前年同期比15%減、純利益は2400万ドル(1株当たり6セント)で、リストラ経費を計上した前年同期の500万ドルの損失から黒字転換した。
製品分野別の売り上げでは、Linux製品が前年同期比32%増で1300万ドル、アイデンティティ&アクセスマネジメント製品が3%伸びて2400万ドルとなった一方、Open Enterprise ServerとNetWareに関連した売り上げは25%減少している。
通年では売上高は9億6700万ドルで、前年比7%減、純利益は3200万ドル(1株当たり9セント)となった。2007年10月までの通年の業績予想は、売上高を9億4500〜9億7500億ドル程度と見ている。
Novellでは、第3四半期決算時以降、ストックオプション付与に関する内部調査を継続中で、今回発表された決算は暫定的なもの。正式な決算発表は内部調査が完了次第、提出するとしている。
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ストックオプション関連の内部調査が済んでいないことから、同社の決算は「暫定的なもの」としている。
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