Sun、新たなNetBeansツールをリリース
Sun Microsystemsと同社のNetBeansコミュニティーは12月6日、「NetBeans Visual Web Pack」および「NetBeans C/C++ Development Pack」のリリースを発表した。
NetBeans Visual Web Packは、SunのIDE(統合開発環境)技術であるJava Studio Creatorをベースとする製品で、NetBeans C/C++ Development Packとともに、Webアプリケーションおよびネイティブアプリケーションを開発するための各種オープンソースツールを提供する。
Sunによると、NetBeans Visual Web Packは、JavaServer Facesコンポーネントを通じてAJAX(Asynchronous JavaScript and XML)をサポートする。任意のデータソースに連携することを可能にする「Data Provider」APIも備える。一方、C/C++ Development Packには、動的な構文強調表示、コード補完、コード折り畳み、クラスブラウザなどの言語機能が含まれるという。
Sunで開発製品/プログラムを担当するジート・カウル副社長は、「両パッケージは、革新的なNetBeans IDEをベースとしたツールの包括的セットをNetBeansが提供していることを示す好例だ」と発表文で述べている。
コロラド州ボルダーにあるRogue Wave Softwareで製品開発を担当するパトリック・レナード副社長は、「Sunがネイティブソフトウェア開発ツールをNetBeansに追加するのを大変喜んでいる。この拡張は、ネイティブ言語ユーザーならびに成長中の新しいNetBeansに大きな価値をもたらすものだ」と話している。
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