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Winny判決後もノード数変わらず――ネットエージェント調査
12月13日、Winny開発者に対して著作権侵害ほう助罪の判決が下った。だが、その後もWinnyネットワークに接続するPCの数に変化がないことがネットエージェントの調査で分かった。
ネットエージェントが12月15日に公表した調査内容によると、Winnyの開発者である金子勇氏が有罪判決を受けた後も、Winnyのノード数に目立った減少はみられなかったことが判明した。
Winnyの暗号化通信を解読できる「One Point Wall」を開発したネットエージェントは、独自の検知システムを使い、2006年12月1日〜14日の期間でWinnyノード、つまりWinnyをインストールして稼働中のPCの数を調査。その結果によると、12月に入ってから平日で34万、多い日では40万、さらに土日になると42万〜45万以上のノードが確認された。これは、9月4日に同社が発表した8月のWinnyノード数(約40〜45万ノード)と比較しても、特に数が減少した様子がないという。
同社ではWinnyのノード数のほか、Winny/Shareネットワーク上に流出したファイルの調査も行っている。
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