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「フセインビデオ」装うマルウェア、YouTubeも悪用
フセイン元イラク大統領の死刑執行ビデオが閲覧できると称して悪質なトロイの木馬をダウンロードさせる手口が浮上している。
フセイン元イラク大統領の死刑執行ビデオが閲覧できると称してユーザーをだまし、悪質なトロイの木馬をダウンロードさせる手口が浮上している。ビデオ共有サイトのYouTubeも悪用されているという。
セキュリティソフトメーカーのSymantecが報告しているスパムメールは、一部をぼかしたフセイン元大統領の死刑執行写真を使ってリンクをクリックするよう促し、リンク先のサイトを訪れるとトロイの木馬を仕掛けた「video_sadan.exe」がダウンロードされる。このプログラムからさらに、銀行情報などを盗み出すトロイの木馬がダウンロードされる仕組み。
セキュリティ企業のF-Secureもフセイン関連で3件のマルウェアを報告している。いずれもスパムメールで不特定多数にばらまかれ、「video_sadan.exe」「sadan.exe」「saddam.morto.scr」などの添付ファイルを実行すると、トロイの木馬がダウンロードされる。
YouTubeにもページが開設され、ポルトガル語で「執行」を意味する「enforcado」をYouTubeで検索すると、これらのマルウェアを仕掛けたページが表示されるという。
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