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"Longhorn" のServer Core――GUIレスのWindowsで旧型サーバを有効活用Windows Server "Longhorn" 徹底研究(3/3 ページ)

Windows Server "Longhorn"で注目機能と言えるのが、GUIのない軽量サーバを構築できる「Server Core」だ。サーバ上では、コマンドラインを利用して設定、操作することになるが、クライアントPCからリモートで設定する機能も用意されている。

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Server Coreにサーバの役割を与える

 前述したように、Server CoreではDHCPサーバ、ファイルサーバ、DNSサーバ、Active Directoryのドメインコントローラという4種類の単機能サーバが展開できる。それぞれの役割をサーバに与えたのちに、ツールを利用して詳細な設定を行うことになる。

 例えば、DNSサーバを設定するには、コマンドラインに

> start /w ocsetup DNS-Server-Core-Role

とタイプする。そのあとでdnscmdコマンドか、リモートの管理用クライアントでDNSスナップインを利用し、DNSゾーンの設定を行う。

 DHCPサーバを設定する場合は、

> start /w ocsetup DHCPServerCore

とタイプ。同様に、netshコマンドか、リモートの管理用クライアントでDHCPスナップインを利用して設定を行う。なお、DHCPサーバがActive Directoryドメインにインストールされる場合は、Active Directory側でも設定を行う必要がある。

 ファイルサーバの役割は、Server Coreでは管理ツールを利用するために必要なことから、デフォルトでインストールされている。ただし、追加のファイルサーバの役割は、以下のようにそれぞれ別個に導入しなければならない。

  • ファイルレプリケーションサービス

> start /w ocsetup FRS-Infrastructure

  • 分散ファイルシステムサービス(DFS)

> start /w ocsetup DFSN-Server

  • 分散ファイルシステムレプリケーション(DFS-R)

> start /w ocsetup DFSR-Infrastructure-ServerEdition

  • ネットワークファイルシステム(NFS)

> start /w ocsetup ServerForNFS-Base

> start /w ocsetup ClientForNFS-Base

  • シングルインスタンスストア

> start /w ocsetup SIS

 Server Coreに関する技術資料はまだ少ないが、マイクロソフトのTechNetに開設されたブログが役に立つだろう。

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