「SEかっこいいじゃん、みたいな」:女性エンジニアの本音トーク 第1回(3/3 ページ)
新年会と称し元同僚の女性システム管理者3人が集まった。彼女たちが繰り広げる本音トークから、システム管理者としての人生の一端が見えてくるかもしれない。
A恵 何かイベントが発生するたびに、以前に同じイベントを経験している同僚に様子を聞いたりして、情報収集したよね。教材や資料がそろってない時代だったから、同僚が本当に頼りだった。
C美 そうそう、携帯電話とチャットツールがなければほとんど仕事が進まなかった。
A恵 苦労はしたけど、「そんなもんだ」っていう思い込みがあるから、あまり不満はなかったよね。女性が少ない世界だから女性の需要があったのもの事実だし、情報が少ないからほかと比べてどうだ、とかいう余計なことを考えなくてもよかったし。
B子 今って逆に、いろんな情報が世の中に出回っているせいか、システム管理の仕事は厳しいっていうイメージが強いのかもしれないね。若い人もあんまり入ってきてないような気がする。たいていの管理者は、営業や事務スタッフの中にポツンといるわけだから、上から指示を受けて行動するんじゃなくて、若いうちから自分のペースで仕事のスケジュールを立てたり、勉強を進めたりできるっていうメリットがあるのにね。
C美 わたしは社内システム管理のプロジェクトメンバーになったり、小さな会社のシステム管理の仕事を単独で請け負ったり、いろんな立場を経験してるけど、周囲が管理者ばかりのプロジェクトで働くよりは、1人で会社なり拠点を管理する方が面白かった。そういう魅力があんまり伝わってないのかもね。逆に若い人にはその方が大変っていうイメージがあるのかな。
次回は実際の職場で接した仕事のやりがいや事件について、彼女たちの本音を聞いてみよう。
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