米Intelは2月8日、発展途上国における情報・コミュニケーション技術(ICT)アクセスと利用拡大を目的として、米国際開発庁(USAID)と覚書を交わしたと発表した。覚書は、途上国の教育面でのICT利用拡大、「ラストマイル」アクセスの実現、中小企業によるICT利用支援の3分野に焦点を当てている。
IntelとUSAIDは、途上国の社会的および経済的発展にはICTが重要との認識を共有しており、以前にもベトナムでのWiMAX導入などの途上国支援プロジェクトを共同で行っている。今回の覚書は、過去の共同プロジェクトの成功を踏まえ、両者の協力関係を拡大したもの。
Intelでは、世界中のすべての人々への「妥協のない」技術提供を目指し、社内で「Intel World Ahead」プロジェクトを推進中で、USAIDとの協力はその一環となる。
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