「サーバ販社と合コン、盛り上がらなくて、ごめん」:女性エンジニアの本音トーク 第2回(3/3 ページ)
新年会と称し元同僚の女性システム管理者3人が集まった。そんなメンバーが実際の職場で接した仕事のやりがいや珍しい事件について、さらに熱いトークが展開された。
ITmedia がらっと話を変えて、現場で体験した珍しい仕事のエピソードなんかありますか?
B子 インターネットに関しては、システム管理者は全知全能だと思われてるから「そんなの無理だよ」っていう依頼がたまにきてた。
C美 あ、何でもできるって思われてるよね。普通に考えれば無理だって分かるようなことなのにさ。
B子 そういえば、派遣社員の誰かが一般に公開されている掲示板に社内情報を書き込んでたんだけど、その犯人を特定しくれって言われた。
A恵 会社から書き込んでたの?
B子 違うの。書き込みの時刻が夜中だから、自宅のPCとかネットカフェなんかから書き込んでるはずなのに、その証拠をつかめって言われて。
C美 探偵じゃないんだから、家のPCなんか調べようがないよね。
B子 うん、でもなんとかなると思われてるの。システム管理者なんだからって。
A恵 あはは、無理だって。
B子 結局、書いてある内容からして「あの人しかあり得ない」っていう人が特定されたんで、そこからは介入しなかったけど。
C美 何でもできるって頼りにされてる半面、女だからって仕事がうまく進まないなんてことはなかった?
B子 あ、あったよ。PCの選定のとき、電話でメーカーの営業とやりとりしてたんだけど、向こうはただ電話を取り次いでいるだけの女の子って思ったらしく、納品されたPCに関してクレーム言ってもヘラヘラしてるの。総務の課長に電話を代わってもらったら、菓子折り持ってすっ飛んできたよ。そんなふうに軽く見られるってことはあるよね。
C美 わたしも事業部長に言われてスケジュールのアクセス権を設定したら、アクセス権のない社員から「事業部長のスケジュールが見えないからなんとかしろ」って怒鳴られた。「事業部長に交渉してください」って言っても、偉い人に直接意見を言う勇気はないから、とりあえずわたしに当り散らして憂さを晴らすっていう感じ。何も解決しないのにね。
次回は、システム管理者にとって最大の難題、評価に関する問題点やキャリアアップなど、かなり突っ込んだ話を聞いてみよう。
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