ReutersとIBMは3月1日、金融市場向けサービスで提携すると発表した。Reutersの市況情報配信プラットフォーム「Reuters Market Data System」(RMDS)と、IBMのWebSphere Softwareが統合可能となる。
合意により、RMDS上のコンテンツとサービスを、IBMのメッセージングソフトを使ったアプリケーションに統合できるようになる。
ReutersはIBMとの提携に基づき、新製品3種を明らかにした。今年後半に発売予定の「RMDS Multicast Distributor」は、IBMのReliable Multicast Messaging技術を採用、RMDSのコンテンツをクライアントアプリケーションに迅速に配信する。「RMDS Enterprise Distributor」(eDist)は、RMDSとWebSphereをつなぐJava Messaging Service(JMS)ゲートウェイ。WebSpereで記述したアプリケーションから、RMDS上の80種を超えるデータソースや、内部公開データにアクセスできるようにする。「RMDS Internet Finance Platform」(iFP)は、RMDS上のすべてのデータへのインターネットでのアクセスを可能にし、Webサービスと統合できるようにする。
関連記事
- IBM、新サービスで「オープンな」コラボレーションを推進
IBMは新サービス「Open Client Solution」で、複数のOSを使用している企業がIBMのコラボレーションソフトを導入し、社内全体で利用するためのサポートを行う。 - IBM、買収で金融業界向けSOA事業を強化
IBMが、住宅ローン業界向けSOAソリューションを手掛けるPalisades Technology Partnersを買収する。 - ロイター,HP,インテル,レッドハットと金融業界のLinux採用を支援
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.