米国勢調査局は3月7日、302世帯の情報を含むファイルが、同局が運営する外部からのアクセスが可能なサーバに間違ってポストされたと公表した。ファイルは即刻削除された。ファイルには社会保障番号(SSN)は含まれておらず、データが盗用された痕跡はないという。
国勢調査局は2月15日、302世帯分のデータと架空のテスト用データ250件が混在したファイルがサーバにアップロードされていることを発見。302世帯のデータについては、氏名、住所、電話番号、誕生日、おおよその世帯所得、そのほかのデータが含まれていた。これらの情報は、昨年10月から今年2月にかけて、新しいソフトウェアを実験する目的で何度もポストされていたという。
間違ったファイルがアップロードされていたことが判明した直後、データは削除された。国勢調査局は302世帯に事実を通知している。
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