検索
ニュース

需要急増で課題が噴出するデータセンター【前編】(2/2 ページ)

データセンターが活況を呈している。企業のIT化が一段と進み、情報システムやネットワークの効率的な管理運営が求められる中、データセンターの需要はますます増加するばかり。その背景にはどんな動きがあるのか。データセンターの最新事情を追った。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

 こうした需要の増加から、東京都内ではデータセンターの供給が追いつかない状況になりつつあるという。

 野村総合研究所が昨年夏にまとめたデータセンターの動向調査によると、首都圏(1都3県)のデータセンターの供給面積は、05年に60万平方メートルだったのが、10年には80万平方メートル以上になると予測している。それでも利用率は、05年の45%から10年には66%まで上がり、とくに人気の東京都千代田区大手町近辺では、10年代には最悪の場合、30万平方メートル足りなくなる可能性があるとしている。


上の図は、国内のデータセンターの面積動向(出所:野村総合研究所 2006年7月のニュースレター)

 現在データセンターには、さまざまなリスクから情報システムを守り、サービスを継続させるべく、施設の企画、設計から施工、保守・運用管理までのトータルなファシリティマネジメントが求められている。次回はその具体的な課題を追う。

(「月刊アイティセレクト」2007年4月号のトレンドフォーカス「需要の急増で様々な課題も噴出! データセンターの最新事情」より)

前のページへ |       

Copyright© 2010 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る