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Cisco、WebコラボレーションのWebExを買収
Cisco Systemsが、米WebExの買収で合意に達した。コラボレーションソリューションの拡充とともに、SMB市場でのプレゼンス強化を図る狙い。
米Cisco Systemsと、Webコラボレーションサービスの米WebExは3月15日、CiscoがWebExを買収することで合意に達したと発表した。買収は現金による株式公開買い付け(TOB)を通じて行われ、買収金額は約32億ドル。既に両社の取締役会の合意を得ており、買収取引はCiscoの第4四半期(5〜7月期)中に完了する見通し。
WebExは、オンデマンドのコラボレーションソフト提供企業。Webベースでの文書やワークスペースの共有、リアルタイムおよび非同期でのデータカンファレンスといったサービスを、サブスクリプション制で、中小企業(SMB)を中心とした企業向けに提供している。
Ciscoでは、サブスクリプション制の採用がWebExの成功の鍵となったと見ており、買収後もこのモデルを維持する計画。WebExの技術やサービスがCiscoの事業を補完するだけでなく、新しいビジネスモデルの導入により、成長分野であるSMB市場でのプレゼンスの向上を図る狙い。
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