NECがシンクライアントのマネージドサービス、ホスト型とリモート管理型に対応
NECは3月20日、仮想PC型シンクライアントシステムをベースとしたマネージドサービスを開始した。
NECは3月20日より、シンクライアントシステムによるマネージドサービス「セキュアシンクライアントサービス」の提供を開始した。同社の仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」を利用したもので、セキュリティ対策やIP電話システムの運用管理も含めたサービスとなる。
セキュアシンクライアントサービスは、仮想的なPC環境を構築するシンクライアントサーバの設置場所によって、(1)ホスティング型、(2)リモート管理型の2種類の形態で提供される。
(1)はNECのデータセンター内にVirtualPCCenterの仮想PCサーバを設置、シンクライアント専用端末からアクセスする形態。同社の専任スタッフがサーバの環境設定や障害監視、データバックアップからウイルスチェックなどのセキュリティ保護まで一括して行う。またオプションとして、IP電話システムを構築・運用するための同社のSIPサーバ「UNIVERGE SV7000」の管理サービスも提供する。(2)はユーザー企業内に仮想PCサーバを置き、スタッフがリモートで、シンクライアントサーバの監視、端末の増減に伴うサーバ環境設定やセキュリティメンテナンスなどのシステム管理を行う。
サービスの提供価格は、(1)が1000IDの場合、シンクライアント1台当たり月額1万4000円、(2)がンクライアントサーバ1台/専用管理サーバ1台の組み合わせで、月額7万円(いずれも税抜き)。
同社は同サービスを通じて今後3年間で120億円の売り上げを見込んでいる。
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