開発者によるデータベース利用の統計情報に基づく過去2年間の市場シェア調査で、MySQLのシェアが25%上昇した。IT市場調査会社米Evans Dataが3月22日、報告書をまとめた。
MySQLのシェアは、2年前の32%から40%に増えた。またEvans Dataによると、2006年秋の時点で、北米でオープンソースを利用している開発者は65%を占め、MySQL利用は今後さらに増える見通しという。
MySQLの利用が増えている一因として、LAMP(Linux、Apache、MySQL、Per/PHP/Python)全体の人気の高さがあるという。企業内開発者の10人に4人が、業務にオープンソースデータベースを使用していると回答。またオープンソース開発者の69%が、現在市場に出ているオープンソースデータベースの選択肢に「非常に満足」と答えている。
関連記事
- MySQL、「一律料金」ライセンスモデルを導入
新モデルでは、Oracle EnterpriseのCPU 1個分のライセンスと同じ価格で、「MySQL Enterprise」を何件でもインストールできる。 - MySQL Enterpriseの登場は顧客、貢献者に何を意味するか
- データベース市場、オープンソース台頭で根本的な変革も
IDCの速報値によれば、2005年のリレーショナルデータベース管理システム市場は前年比9.4%増の146億ドル。IDC、Gartnerともオープンソースの影響力拡大を指摘している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.