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「今どきのWebアプリは4時間で作られている」の理由Windows Liveが魅せる次世代マッシュアップ(4/4 ページ)

ソフトウェア開発には“人月”把握が当たり前のものだった。しかし、最近ではその尺度では計り知れない開発形態が増えている。なぜ数時間で作ることができ、魅力的なものが増えているのだろう。

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 「お手軽マインドマップ」、「ブレスト」、「ミーメール 」というアイデアは、ぞれぞれにテーマがあるものの前述のようにLiveガジェットという比較的小さい表示域の中で、どのように実現すべきかに悩み、開発までは至らなかったという。ただし、表現方法さえ思いつけば、アイデア自体は多くの人が思いつくもののため、需要が多いことが予想される。

 さらに、「アクションレコーダー」、「メモ帳」、「付箋紙」、「付箋」といったアイデアも寄せられたが、今回のアイデア募集の中でも、最も多く寄せられたジャンルである“メモ”の要望についてさらに深く考えていくべきものだと感じるところだ。

 幾つものメモツールが現在でも公開されているが、パーソナライズを意識したものがあってもよいのではないだろうか? そう、イーストの柳氏は語った。

 これらすべてのアイデアは、Liveガジェットを実現するJavaScriptとCSS、そしてWeb APIの使い方さえ理解すればよいものばかりだ。人月で判断され続けてきたソフトウェア開発の現場。しかし、イーストの例にあるように、商用開発の現場でもマッシュアップによる付加価値に注目しているところが多い。

 既存の開発形態も重要だが、今のニーズを受け止めた迅速さこそが、Webアプリケーションでは求められているのかもしれない。

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