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MSと三井情報がICTソリューション展開で協業、内部統制の「駆け込み寺」設置も
マイクロソフトと三井情報は、内部統制対応のためのICTソリューションの提供やプロモーションで協業する。
マイクロソフトと三井情報は4月12日、ICT(情報通信技術)ソリューションの提供で協業することを発表した。中堅企業市場をターゲットに、両社の製品とシステムインテグレーションサービスを組み合わせて、内部統制システムや通信基盤の構築に最適なソリューションを提供する。
両社は今回の協業において、共同でMCPのトレーニングやMSのソフトウェア技術をベースとしたソリューションの研究開発、検証などを実施する「テクノロジーセンター」、および企業の内部統制にかかわる相談窓口として機能し、ノウハウの提供やアセスメント、コンサルテーションを行う「内部統制駆け込み寺」を三井情報内に設置、MSの製品を生かしたICTソリューションの実装や提供をワンストップで行える体制を敷く。
両社の協業によるソリューションの適用分野は、IT全般統制に向けたインフラ構築や内部統制の文書化支援、次期Windowsサーバの仮想化技術を利用するシステム運用、MS Dynamics CRM/Live Communications Serverとネットワークインフラを連携させた統合コミュニケーションの3つ。これらを注力分野として、マーケティングや両社の支店/営業所を通じてのプロモーション活動を展開するという。
三井情報は、通信システム構築を手掛けるネクストコムと、ITインフラを中心としたシステムコンサルテーションや構築を手掛ける三井情報開発が4月1日に合併して設立された。
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