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世界の携帯端末出荷台数、伸びが減速
2007年第1四半期の出荷台数は前年同期から10%増加したが、毎四半期で前年同期比20%以上の伸びを見せた2006年に比べ、低い伸びとなった。
調査会社の米IDCは4月20日、第1四半期の世界の携帯端末出荷台数の統計を発表した。第1四半期の出荷台数は、前年同期比10%増の2億5640万台。毎四半期で前年同期比20%以上の伸びを記録した2006年に比べ、低い伸びとなった。過去最高を記録した2006年第4四半期と比較すると、13.8%減となる。
IDCではこの減速について、より多くの人が携帯サービスに加入するにつれ、新たに顧客となる層が減少するためと分析。今後の携帯端末市場は、新規ユーザー向けから買い替えユーザー向けへと移行し、成長を続けるものの、そのペースは緩やかになる、とみている。
メーカー別ランキングの首位は、シェア35.5%を獲得したNokiaで、前年同期からシェアを3.3ポイント伸ばした。2位のMotorolaのシェアは、前年同期比2.1ポイント減の17.7%。3位はSamsung Electronicsで、シェアは同1.2%増の13.6%。以下、Sony Ericsson(シェア8.5%)、LG Electronics(同6.2%)と続く。
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2006年第3四半期における世界の携帯端末出荷台数は2億5490万台で、前年同期比21%増を記録した。
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