ソリューションプロバイダー各社の支持を得るWPF(2/2 ページ)
Lab49やInfragisticsなど数社の企業が、Microsoftの新しいGUI開発プラットフォーム「WPF」のサポートを表明した。
MicrosoftでWPFとMicrosoft Silverlightを担当するシニアプロダクトマネジャーのパリマル・デシュパンデ氏は、「Infragisticsは、エンタープライズ環境に不可欠な、ユーザーになじみのあるコントロールのセットを開発者とデザイナーに提供することにより、WPFのパワーを拡大した」と発表文で述べている。
「NetAdvantageが提供するコントロールを利用すれば、開発者やデザイナーはWPFのパワーを容易に活用し、アプリケーションのユーザーエクスペリエンスを改善することができる」(同氏)
NetAdvantage for WPFには、「xamDataGrid」というプレゼンテーションコントロールが含まれる。同社によると、xamDataGridはインラインデータ編集、階層式データ表示、データのソート/分類など従来のグリッドUI(ユーザーインタフェース)機能を数多くサポートするという。
xamDataGridに加え、Infragisticsの新製品は「xamDataPresenter」コントロールセットも備える。このセットには、ベースレイアウト機能を提供する「xamCarouselPanel」などのツールが含まれる。また「xamCarouselListBox」は、xamCarouselPanelを従来のバインド項目リストと統合する。これにより、フラットなデータ項目リストを、xamCarouselPanelのレイアウト機能を利用するコントロールにバインドして、リスト内で各項目を配置することができる。
xamDataCarouselは、xamCarouselListBoxのコンセプトを拡張するもので、階層式データ表示やデータのソート/分類など各種の機能強化を提供する。
Infragisticsによると、同コントロールはバインドデータの構造に基づいて項目テンプレートを自動的に生成する機能も備えており、開発者はこの作業から解放されるという。また、xamDataCarousel、xamCarouselListBoxおよびxamCarouselPanelは、WPFが登場するまで利用できなかったUIレイアウト機能を開発者とデザイナーに提供する、と同社は説明する。
InfragisticsでNetAdvantage for WPFを担当するプロダクトマネジャー、アンドリュー・フリック氏は、「Infragisticsは、WPFプラットフォームのパワーを拡大するツールの開発を目指してきた。NetAdvantage for WPFは、次世代のユーザーエクスペリエンスを提供することによってこの目的を達成する」と語る。
「当社のWPFコントロールは、魅力的な高解像度グラフィック、リッチなスタイル作成/アニメーション機能、統合型UI仮想化技術などのWPFプラットフォーム機能を活用するために一から開発したものである」とフリック氏は発表文で述べている。
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