ニュース
IBMとRed Hat、メインフレーム用Linuxで提携
IBMのメインフレーム「System z」と「Red Hat Enterprise Linux」の組み合わせを共同で推進していく。
米IBMと米Red Hatは5月9日、メインフレーム用Linuxの推進に向けた包括的な提携を発表した。IBMのメインフレーム「System z」と「Red Hat Enterprise Linux」を組み合わせたプラットフォームの推進やサポートの提供を共同で行うほか、共同エンジニアリングチームを結成。オープンソースコミュニティーとも協力し、System z上で動作するRed Hat Enterprise Linuxの機能強化などを行うとしている。
IBMとRed Hatは、集中管理が可能なメインフレームと、SELinux(Security Enhanced Linux)をサポートするRed Hat Enterprise Linuxを組み合わせることで、より高いセキュリティを実現することができると強調。共同でホワイトペーパーを作成するなどして、セキュリティ面での優位性をアピールしている。
両社のエンジニアリングチームは既に、政府機関向けにセキュリティを強化したソリューションを共同開発しており、今後もRed Hat Enterprise LinuxとSystem zを活用した様々なソリューションを提供していく計画だとしている。
関連記事
- デル、Red Hat Enterprise Linux 5の先行販売を開始
- Red Hat Enterprise Linux 5投入と“リポジショニング”――日本市場への取り組み
- IBM、約1億ドルのメインフレーム5年計画を発表
IBM System zに対し、IBMは1億ドルを予定した5年計画を表明した。SOAに通ずる構成変革がいよいよメインフレームへと手を伸ばしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.