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ベンダー発はもう古い!? 大手の支援で勢いづくコミュニティーによる開発広がるOSS開発の実態(2/2 ページ)

かつて非オープンの代表格でもあったサン・マイクロシステムズは、なぜデベロッパーコミュニティーによるオープンソースソフトウェア(OSS)の開発を積極的に推進するのか。そこには、「共栄共存」の考え方があるようだ――。

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共有型経済を恐れるな

 Web2.0などネット上の文化では、自分たちの資産をネット上で共有してこそ生まれる新たな経済基盤やビジネスモデルが増え始めている。しかし、その変化を無視したり、既存の価値観を重視して拒絶したりすると、社内のエンジニアが離反し、イノベーションも起こせないと、藤井氏は指摘する。そのため、「積極的に共有型経済圏にかかわるという企業文化が、今後より重要となる」とみている。

 蓄音機やビデオデッキが発明された時、同じような反発が生じたが、経済基盤が縮退したかといえばそうはならなかった。すべては考え方次第。自社の製品やサービスにオープンソースの技術がどれほどかかわり、そこからどんなイノベーションが起きているのかを目の当たりにしたら、多くの経営者はがく然とするかもしれない(「月刊アイティセレクト」6月号のトレンドフォーカス「ベンダー発はもう古い!? 大手の支援で勢いづくコミュニティーの実力 広がるOSS開発の実態」より。ウェブ用に再編集した)。

※本文の内容は特に断りのない限り2007年4月現在のもの。

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