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リアルコム、Lotus Notesのログ収集ツールの最新版を発表
リアルコムは、企業内部統制のニーズに合わせ、ログ収集の処理機能を強化した「Notes Watcher V2.0」の出荷を開始する。
リアルコムは5月22日、Lotus Notes利用者による文書の閲覧や更新履歴をログとして収集する製品「REALCOM Notes Watcher V2.0」を出荷することを発表した。Notes Watcher V2.0では、ログ収集と処理の性能向上と安定した運用が実現する。
Notes Watcherは、アクセス履歴をログとして収集する、Lotus Dominoサーバ(Notesデータベースサーバ)のアドオンソフトとなる。Dominoサーバ上にあるデータベースのログ収集に対して、Dominoサーバの負荷を最小限にし、安定したログ収集が可能となる。
新製品の機能として、Dominoサーバで発生するログの秒間単位での処理件数を2倍に引き上げる「ログ処理パフォーマンスの向上」や、Notes Watcherの運用に必要となるエントリ更新やアーカイブ機能の自動化を提供する「スケジューラー」、ログ分析レポートやログ保管ルールを設定できる「カスタマイズ」などが新たに追加された。
価格は、DominoサーバーごとにWindows版は60万円(税別)、UNIX版は120万円(税別)からとなる。今後、1年間で50社150ライセンスの出荷を予定している。
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