これでメールの安全はバッチリ?――米Symantecが情報セキュリティスイートを発表
SymantecはメールやWebメッセージングなどを介してやり取りされる情報を保護する製品スイートInformation Foundationを2007年夏に発売する。
米Symantecは現地時間6月13日、メールやWebサービス(Webメール)などを介して企業でやり取りされる情報を保護する製品スイート「Information Foundation」を発表した。2007年夏のリリースを予定する。
Information Foundationは、メールアーカイビングの「Enterprise Vault 2007」、スパム対策やウイルス対策、フィルタリング機能を持つアプライアンスの「Mail Security 8300 Series alliances」、インスタントメッセージング管理の「IM Manager」(日本は未提供)、Lotus Dominoと連携する「Mail Security for Domino」などの最新版を統合したもの。
これにより、データベースやメール、ファイルシステム、HotmailやGmailなどのWebサービスで取り扱われる企業データの特定や分析、追跡、ポリシーの監視などを一元的に行うことができる。LotusやMicrosoftのSharePoint Server、Communication Serverのプラットフォーム上でアーカイビングとセキュリティ管理を行うことができ、内部統制に基づく監査対応の効率化や情報開示の迅速化、適正な情報プロセスの構築などが可能になる。
このほか、情報管理の状態を証明するレポーティングツールの最新版、Windows Rights Management ServiceやEntrust、PGPで保護された情報の暗号解除やインデックス化、抽出機能も搭載された。Enterprise Vaultの「Discovery Accelerator」を利用することで、サードパーティ製の訴訟支援ツールと安全な情報の受け渡しを行うため、情報の書き出し時におけるデータ改変などのリスクを回避できるとしている。
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