米IBMとカナダNortelは6月12日、中小企業を対象とした統合コミュニケーションソリューション「Nortel-IBM System i Unified Communications」を発表した。IBMの統合ビジネスサーバSystem i、企業向けIMのIBM Lotus Sametimeと、NortelのVoIPおよびマルチメディア技術を統合、単一システム上で動作するようにしたもの。
例えばLotus Sametimeユーザーは、Nortelの電話システムを誰が利用しているかが、コンタクトリストをチェックすることで分かる。またclick-to-callやclick-to-conference機能を使うと、System i上のNortelテレフォニーシステム経由で、選んだコンタクト先と即座につながることができる。
コールルーティング、ボイスメール、統合メッセージングなどのIP-PBX機能に加え、将来的には一部のメールクライアントも統合する計画という。
Nortel-IBM System i Unified CommunicationsはNortelおよびIBMソリューション販売店経由で、第4四半期(10〜12月期)から提供される予定。
関連記事
- MSとNortel、統合型コミュニケーションのロードマップを合同発表
2006年7月の提携発表から半年。両社が統合型コミュニケーションについての合同ロードマップを発表した。 - IBMとCisco、音声、IMの統合プラットフォームを共同開発
IBMとCiscoが、統合型コミュニケーションおよびコラボレーション向けのプラットフォームを共同開発する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.