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ACCESS、LZW特許の訴訟を600万ドルで和解
ACCESSは、LZW特許のライセンス契約に関する係争について、600万ドルを米Unisysに支払うことで和解に合意したことを明らかにした。
ACCESSは6月15日、GIF形式などに使用される圧縮や展開のアルゴリズムとなるLZWに関する特許(LZW特許)のライセンス契約における係争について、米Unisysと和解契約を結んだことを発表した。
両社は2000年にLZW特許に関してライセンス契約を結んだが、その後特定の顧客に販売された「NetFront Browser」と「Compact Netfront Browser」に係るACCESSのライセンス料について、支払い義務などに関する訴訟が起こった。ACCESSは、当該顧客がACCESSのブラウザを搭載した製品についてすでにライセンス料を払っていることを理由に支払い義務はないと主張、2004年に東京地方裁判所で訴訟を提起した。これに対しUnisysは米国でACCESSを相手に仲裁手続開始を申し立てるとともに、連邦地方裁判所に訴訟を提起した。
今回ACCESSが和解金としてUnisysに600万ドルを支払い、今後は両社とも係争に関する請求権を放棄することで合意した。なお和解契約には、すべての訴訟及び仲裁手続きの取り下げが含まれるが、両社ともに責任を認めるものではないとしている。
なおLZW特許はすでに存続期間満了により消滅しているため、今後の事業には影響を及ぼさないという。
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