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CIOのリーダーシップに期待――IBM FORUM 2007開催
6月18日、グランドプリンスホテル赤坂にて、IBM FORUM 2007「ソリューション・フォーラム」が開催された。
6月18日、グランドプリンスホテル赤坂にて、IBM FORUM 2007「ソリューション・フォーラム」が開催された。フォーラムでは「イノベーション〜進化しつづけるために」をテーマに、企業のイノベーション戦略やCIOに求められる新たな役割などに関するセッションや展示が行われた。
基調講演に立ったのは、日本IBMの最高顧問、北城恪太郎氏である。北城氏はコスト効率や新たなビジネスモデルの創出など、IT部門が抱える課題を挙げるとともに、これらの課題を解決するために、グローバル規模での協働が必要と説明した。その中でも特に、開発手法やツール、プラットフォームなどを最適化し、世界中の技術者と協働を行うCIOやITリーダーに期待を寄せた。
北城氏はCIOやITリーダーに対し、ビジネス戦略とIT戦略を融合する担い手としての役割を求めている。具体的には、コストの削減や、ビジネスを成長させるための新規投資モデルの構築、経営視点による投資の優先順位付けとITの最適化、グローバル規模での人材活用と育成ができることを条件に挙げた。「イノベーションの創出は、どんな技術を使うか、どんなアーキテクチャを採用するか、世界の誰と協業するかを決めるCIOのリーダーシップにかかっている」と北城氏は締めくくった。
なお当日は、CIOに求められる役割について、みずほ銀行の白石晴久氏、IDGジャパンの舘野真人氏による講演が行われた。
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