急成長中の音楽SNS、米imeemは6月20日、同社のサービスを通じてストリーミング配信される楽曲について、アーティストに報酬を支払うことができる仕組みを導入したと発表した。P2Pで合法的に音楽配信するための技術を提供する米SNOCAPのデジタルレジストリを採用したもの。
この仕組みを取り入れたサービスは、Nettwerk、Matador Recordsなどのレーベルや、ジミ・ヘンドリックス、トム・ヨーク、パブリック・エネミーをはじめとするアーティストの楽曲を含む300万曲でスタート。1600万人以上のimeemのアクティブユーザーは、これらの楽曲を無料で楽しめる。レーベルやアーティストには、広告収入の一部を還元する形で報酬を支払う。
imeemが採用したSNOCAPの技術は、アップロードされた楽曲が、配信を許可されたものかどうかを自動的にチェックし、アーティストに相応の報酬を支払う。この仕組みを利用したいアーティストや音楽会社は、まずSNOCAPのデジタルレジストリにコンテンツを登録する必要がある。
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