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KCCSが検疫アプライアンスを機能強化、MS NAPと連携可能に
京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は検疫アプライアンス「Lockdown Enforcer」用ソフトウェアの新バージョンをリリース、NAPをサポートした。
京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は6月28日、同社が販売する米Lockdown Networksの検疫アプライアンス「Lockdown Enforcer」のソフトウェアをバージョン4.5に更新し、機能強化を図った。マイクロソフトのネットワーク検疫システム「NAP」(Network Access Protection)に対応したのが特徴。
Lockdown Enforcerは、既存のLAN環境に設置して、単体で検疫ネットワークの仕組みを実現するアプライアンス。新しく提供されるバージョン4.5では、NAPと連携してNAPに非対応の端末でもポリシーに基づく検疫が可能になるほか、IDS/IPS(不正侵入検知/防御システム)との連携が可能になった。IDS/IPS連携は、IDSなどが出力するSyslogをLockdown Enforcerが読み取り、不審だと判断すると接続を遮断する仕組み。
また、管理者が行う検疫システムのポリシー設定については、標準テンプレートを充実させ、同時にカスタマイズ機能を強化した。
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