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アイエニウェア・ソリューションズ、GISのコボプランを買収
アイエニウェア・ソリューションズはコボプランの買収により、GISと組み込みデータベース技術と組み合わせた製品展開を目指す。
アイエニウェア・ソリューションズは7月5日、地理情報システム(GIS)のコボプランを買収すると発表した。アイエニウェアの組み込み向けデータベース技術とGIS技術を統合した製品展開を目指す。
コボプランは、主に官公庁向けの施設、用地、道路管理、都市計画、河川工事などのGISソリューションを手がける。同社のGIS製品「Maplet」の地図属性情報管理用RDBMSにアイエニウェアの「SQL Anyware」が採用されたほか、データ同期ミドルウェアを利用したエリアマーケティングシステムや配送システムを開発するなど、2社では以前から協業関係にあったという。
買収後は、コボプランのGISエンジンをアイエニウェアの自然言語解釈エンジンやWeb向けコンテンツ配信システム、RFID向けミドルウェアと連携させ、水道やガスなどの検針、メンテナンスといったフィールド業務支援やWebポータルサービス、車載システムなど組み込み市場向けの製品展開を計画。将来的には、日本国内だけでなくグローバル展開も視野に入れる。
買収方式は、米Sybaseがアイエニウェア経由でコボプランを吸収分割し、アイエニウェアの組織に統合する。8月末までに手続きを完了する見込み。
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