Microsoftは7月10日(日本時間11日)の月例アップデートで、「緊急」レベル3件を含む計6件のセキュリティ更新プログラムを公開する。5日の事前告知でそれぞれの概略を明らかにした。
緊急レベルの更新プログラムはOffice/Excel、Windows、.NET Framework関連の3件で、いずれもリモートでコードが実行される脆弱性に対処する。影響を受けるソフトが最も多いのは.NET Frameworkの更新プログラムで、Windows Vistaも対象となる。
Office/Excelの脆弱性は、Excel 2000 SP3で最も危険度が高く、Excel 2000 SP2、Excel 2003 Viewer、Excel 2007も影響を受ける。
Windows関連の脆弱性は、Windows 2000 Server SP4の危険度が緊急レベルとなる。Windows Server 2003 SP1/SP2も影響を受けるが、Windows VistaとWindows XP SP2には影響しない。
残る更新プログラムは「重要」レベルの2件で、Office/PublisherおよびWindows XP Professionalの脆弱性に対処する。Windows Vistaの情報流出の脆弱性に対処した1件は「警告」レベルとなる。
パッチはいずれもMicrosoft Baseline Security Analyzerを使って検出でき、一部は適用後に再起動が必要になる。
悪意のあるソフトウェア削除ツールの更新版も併せて公開予定。また、セキュリティ以外のアップデートもMicrosoft Update経由で4件、Windows Update経由で1件を配信する。
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