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Intel、「100ドルノートPCプロジェクト」に参加
途上国の子供に100ドルPCを配布するOLPCプロジェクトにIntelが参加。技術面と教育コンテンツの提供などで協力する。
子供1人にコンピュータ1台の普及を目指す「One Laptop per Child」(OLPC)プロジェクトに、米Intelが参加することになった。IntelとOLPCが7月13日に発表した。
OLPCは、低コストのLinuxノートPCを開発中。Intelは、この「100ドルノートPC」の開発に、技術面ならびに教育コンテンツの提供などで協力するとともに、OLPCの理事会にも参加する。
Intelは、途上国への技術や教育の普及を目指し、50カ国を超える国々に年間1億ドル以上の投資を行っている。今回のOLPCプロジェクトへの参加は、こうした取り組みの一環だとしている。
現行のOLPCノート「XO」にはAMDのGeode LX-700が搭載されている。Intelのクレイグ・バレット会長は以前、機能の限られた安価なノートPCは発展途上国でも求められていない、と述べている。
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メディアラボとOLPCは現在、AMD、Google、News Corp.、Red Hatなど、同ノートPCの開発で多数のパートナーと協力している。
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