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.NET Frameworkのパッチ適用で不具合発生、MSが技術文書公開
パッチのインストールに失敗するなどの報告が多数寄せられたことを受け、Microsoftが技術文書を公開した。
Microsoftの.NET Frameworkの脆弱性を修正した「MS07-040」のパッチ適用に関し、インストールに失敗するなどの不具合が報告されている。米Microsoftは7月13日付で、各種不具合への対処方法を記載した技術文書を公開した。
「MS07-040」は7月10日の月例セキュリティ更新プログラムで配信されたが、SANS Internet Storm Centerには多数の読者から不具合の報告が寄せられているという。症状はさまざまで、大部分はクライアント側で問題が起きているようだという。
この問題を受け、Microsoftは「MS07-040」のセキュリティ情報ページを改定するとともに、インストール時の不具合について解説したナレッジベース(KB)記事を公開。エラーメッセージの種類や各症状ごとに、解決策を紹介している。
日本のセキュリティチームのブログはこの問題について、「現在分かっている範囲では、更新の適用元となる.NET Frameworkのインストール情報の破損などが原因としてあるようだ」と解説している。
同ブログによれば、.NET Frameworkを再インストールすることにより、更新プログラムを正常にインストールできることが確認されているという。
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