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Excelの脆弱性修正パッチ、Mac版も対象に追加
MSが7月11日に公開したExcel向けパッチは当初Windows版だけが対象だったが、その後Mac版Officeも影響を受けることが発覚した。
米Microsoftの7月の月例セキュリティ更新プログラムのうち、Excelの脆弱性を修正した「MS07-036」の対象として、新たにMac版Office 2004が追加された。
MS07-036はExcelに関する3件の脆弱性に対処したパッチで、10日にリリースされた時点でWindows版だけが対象となっていたが、その後Microsoft Office 2004 for Macも影響を受けることが発覚。セキュリティ情報の内容が12日付で改定された。
MS07-036のパッチの深刻度は総合評価で「緊急」となっているが、影響を受けるソフトウェアごとに見ると、Office 2004 for Macの深刻度は「重要」レベルとなる。
また、Windows Active Directoryの脆弱性修正パッチ「MS07-039」のセキュリティ情報ページも12日付で改定。すべてのWindows 2000およびWindows 2003コンピュータへのセキュリティ更新プログラムの適用についての項目を追加した。
日本のセキュリティチームのブログによると、これはサーバ版OSだけでなくWindows 2000 Professionalにもパッチが配信されることについて、ユーザーからセキュリティ情報の記載間違いではないかという指摘が寄せられたことに対応したという。
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