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HPとMIT、デジタルアーカイビング技術を共同で推進
HPとマサチューセッツ工科大学が、共同開発したアーカイビングシステム「DSpace」の普及を目指し、非営利団体を設立した。
米HPと米マサチューセッツ工科大学(MIT)のMIT図書館は7月17日、非営利団体「DSpace Foundation」の設立を発表した。DSpaceは、HPとMITが2002年に共同開発したデジタルアーカイビングシステム。DSpace Foundationでは、同ソフトを研究資料へのアクセスや管理、保存に利用する組織や機関のサポートを行うとともに、DSpaceの採用促進を目指す。
DSpaceはオープンソースのプラットフォームで、データの保存には非プロプライエタリなフォーマットを使用。研究者は今後数十年にわたり、インターネット経由でどこからでもアーカイブにアクセスできる。
DSpaceは、既に200以上のプロジェクトで採用されており、今後も、北京航空航天大学(Beihang University)による「2008年バーチャルオリンピック博物館」プロジェクトや、米テキサス大学の「Texas Digital Library」プロジェクトなどでの採用が決まっている。
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