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Xandros、Scalixを買収し子会社化へ
Xandrosは米国時間の7月18日、Scalixの買収を発表、同社を子会社化した。日本における販売やサポートは日本スケーリックスが引き続き行う。
Xandrosは米国時間の7月18日、Scalixの買収を発表、同社を子会社化した。
2001年に設立されたXandrosは、同年にCorelからCorel Linuxを買収した際にその名称をXandrosとし、現在はサーバ/デスクトップ向けのLinuxディストリビューションを提供するベンダー。
一方のScalixは2004年の設立。Ajax技術を背景にしたメールおよびグループウェア製品「Scalix」が主力製品。日本でも2007年3月に日本語版が提供されている。
2006年にXandrosはScalixを組み込んだサーバ製品として「Scalix Xandros Edition」を発売しており、友好な関係を持続していた。同製品については、複数のLinuxディストリビューションのみならずWindowsまで統合的に運用管理できるツールの「BridgeWays」が開発中であり、ネットワーク内のサーバ上で稼働するScalixを「BridgeWays」で統合管理できるようになると見られている。
今回の買収劇によって、ScalixはXandrosの全額出資の子会社となり、Xandrosの製品群にScalixが加えられることになる。なお、日本においては、日本スケーリックスが販売とサポートを従来どおり継続する。さらにこれを機に、日本でのニーズが高いカレンダー機能の強化などの課題について、XandrosおよびScalixとの共同開発を開始したという。
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