第3日目:広い画面を手に入れろ――Autohide:Firefoxを鍛え直せ! フォクすけブートキャンプ
フォクすけを完全にあなたの支配下に置くための究極のワークアウト、フォクすけブートキャンプへようこそ。第3日目はAutohideを使ったカスタマイズだ。
フォクすけブートキャンプへようこそ。入隊した君たちはまだ日は浅いが、確実に変わってきているはずだ。前回は少しキツ目のエクササイズだったので、今日は軽めのワークアウトにしておこう。第3日目、準備はいいかい?
前回も少しやったが、キーボードショートカットに慣れてゆけば、マウスはもちろん、無駄なユーザーインタフェースもどんどん取り除いていくことができる。君が図らずも腰に巻き付けてしまったその肉の浮き輪をエクササイズで取り除こうとしているようにだ。
キーボードショートカットに慣れてゆけば、フルスクリーンモードにしておいてもさほど不都合は感じないはずだ。むしろ、Webページの表示領域が広くなるという意味では、積極的にフルスクリーンモードにしてもいいくらいだ。Firefoxのフルスクリーンモードが分からない? そんな君は、とりあえず[F11]キーを押してくれ。
しかし、Firefoxをフルスクリーンモードにすると、ナビゲーションバーが上部に残ってしまう。完全なフルスクリーンではない。できるなら、IE 7のように、必要のないときは非表示で、マウスオーバーすれば表示されるようにしたいところだ。
そこでAutohideの登場だ。Autohideは、フルスクリーンモード時の挙動を細かく設定できる。「addons.mozilla.orgに登録する気はまったくない」「サイドバーの自動非表示などはオレがサイドバーを使わないので実装する気はない」と自分を貫くJochenのWebサイトから入手できる。一見怖そうな彼だが、氏が決して必要ではないはずの日本語ロケールをマージしているあたり、実はやさしいナイスガイなのかもしれない。なお、最新版は1.1.5だ。
インストール後、メニューバーの[ツール]-[アドオン]からAutohideを選択して[設定]ボタンを押すと、右図のように各種ツールバーについて、自動的に非表示にするか、常に表示するかをチェックボックスで制御できる。このあたりはお好みで選んでくれて構わない。さぁもう一度[F11]キーを!
今日の成果
Autohide適用後。設定でGoogleツールバーを表示するようにした。マウスカーソルを上部にフォーカスしているので表示されているが、フォーカスを外せばキレイに消えてくれる。なお、実際にはステータスバーやWindowsタスクバーも画面下部にマウスカーソルを移動させると表示されるようにしている
本連載を読み進めてくれれば、きっと理想のFirefoxを作り上げることができるだろう。ゆっくりでいい、とにかく続けるんだ。君ならできる。
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