セキュリティ企業のF-Secureがマルウェアの現状に関する報告書をまとめ、米ラスベガスで開催のBlack Hatで発表する。
同社ブログによると、報告書ではテーマの1つとして、Symbian OSのマルウェア感染問題を取り上げている。Symbian最新版を搭載したスマートフォンでは、Bluetoothのユーザーインタフェースが変更され、マルウェアに対する耐性が強化されたという。
F-SecureはSymbian S60 3rd edition搭載のNokia E60とE90を使い、Bluetooth経由で感染するワーム「Cabir」のテストを実施。CabirはS60の2nd editionに感染するワームだが、E60とE90では状況を処理する方法に大きな違いがあり、Cabirは感染することができなかったという。
F-Secureはこの実験の模様を映したビデオをYoutubeに掲載している。
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