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Liberty仕様で構築コストが最大半分に NTTデータがSSO製品を機能強化
NTTデータは、Webシングルサインオン(SSO)ソフト「VANADIS SSO」を機能強化、Liberty Allianceの標準仕様に対応した。
NTTデータは8月3日、IT統合管理基盤ソリューション「VANADIS」のWebシングルサインオン(SSO)ソフト「VANADIS SSO」でLiberty Allianceの認証機能をサポートしたと発表した。同機能はVANADIS SSOの追加機能「認証連携オプション」として提供される。
SSOは、一度のログイン認証で社内の複数の業務システムのリソースが利用できるようになる技術。主に複数の異なるWebアプリケーションのログイン操作の手間を省くソリューションとして提供される。一方、企業間のアプリケーションサービスをSSOで透過的に利用するには、認証情報やプロトコルの差異を吸収する認証の共通基盤が必要になる。Liberty Allianceは、国際的に認証連携技術の標準化を進める業界団体。
VANADIS SSOはこれまで独自仕様でのSSO機能を提供していたが、今回、Libertyの標準仕様に準拠した認証連携に対応し、企業・組織間のSSOを実現した。また、生体認証やICカード認証などの認証方式や携帯電話でのSSO認証もサポートしている。
同社では、独自仕様でSSO化された10個のアプリケーションにLiberty仕様による認証連携機能を追加すると、従来技術で実現する場合と比較して、システム構築費用が最大50%削減できるとしている。
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