Operaブラウザに深刻な脆弱性が見つかり、Opera Softwareは8月15日、問題を修正したアップデート版のOpera 9.23をリリースした。
セキュリティ企業Secuniaのアドバイザリーによると、この脆弱性はJavaScriptコードを処理する際のエラーに起因する。悪質なWebサイトをユーザーに閲覧させるといった形で悪用され、システムを制御されて任意のコードを実行される恐れがある。
影響を受けるのはOpera 9.x。Secuniaの危険度評価は5段階で上から2番目に高い「Highly critical」となっている。
Operaでは今回の脆弱性を、Mozilla.orgから提供されたJavaScript Fuzzerツールを使って発見したという。Opera 9.23はWindows、Mac、Linuxなどの各バージョンがリリースされている。
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