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シアンス・アール、ハイブリッド型RDBMS「Altibase」を出荷へ
シアンス・アールは、韓国Altibase社のハイブリッド・データベース「Altibase」の出荷を9月3日から開始すると発表した。
シアンス・アールは8月23日、韓国Altibaseのハイブリッド・データベース「Altibase」の出荷を9月3日から開始すると発表した。同製品は国内外のミッションクリティカルな金融・通信・製造・サービス分野の50以上のサイトで150システム、5000を超えるライセンスが稼働している。
Altibaseは、メモリデータベースエンジンとディスクデータベースエンジンを併せ持つハイブリッド型のRDBMS。テーブルスペースという概念により、メモリデータベースとディスクデータベースをアプリケーションから意識することなく利用できる。
SQL92に準拠し、ビュー、トリガ、ストアドプロシージャ、シノニム、メッセージキュー、ODBC/JDBC、C/C ++プリコンパイラ(組込SQL)、CLI、LDAP、XAなどのインタフェースをサポートする。また、OracleのProCと同等の仕様をサポートするSESプリコンパイラを提供しており、C言語で埋め込みSQLを使用したプログラムにも対応可能。
万が一システムがダウンした場合でも、チェックポイント&ログファイルによりメモリデータもディスクデータも障害が発生した直前の状態に復旧可能。さらに、データベースの可用性と負荷分散を実現する機能として、最大で32台までの冗長構成を取ることができる。
価格はデータストアサイズ2Gバイト以下の場合で180万円から。
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米オラクルは2005年6月、インメモリDBのトップベンダーだった米タイムズテンを買収、Oracle Databaseラインアップへの統合を進めてきた。そして2007年2月、Oracle Database 10gとの統合機能を強化した新バージョン「Oracle TimesTen In-Memory Database Release 7.0」を発売した。
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