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松下の費用負担は「100〜200億円」 Nokiaバッテリー過熱問題
松下電池工業が製造したNokiaブランドのバッテリー不具合に絡み、松下が負担するバッテリー自主交換費用は100〜200億円程度になる見込みだ。
松下電器産業は8月24日、子会社の松下電池工業が製造したNokiaブランドのバッテリー不具合に絡み、同社が負担する自主交換費用が100〜200億円程度になる見込みだと発表した(関連記事参照)。
異常発熱する恐れのある電池計4600万個の回収・交換費用で、交換用バッテリー、輸送費、コールセンター費用などが含まれる。
費用は2007年4〜9月中間期に計上する。業績予想は修正しない。
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