NECソフト、Vista対応のPointsec最新版
NECソフトは、Windows Vistaをサポートした情報漏えい対策ソフト「Pointsec」最新版を8月末にリリースする。
NECソフトは、情報漏えい対策ソフトウェア「Pointsec」の最新版Ver.6.2を8月31日より販売開始する。PCのディスク暗号化機能でWindows Vistaに対応した。
Pointsecは、モバイル機器などのエンドポイント向け情報漏えい対策ソフト。システムファイルやOSを含めてHDD全体を暗号化する「Pointsec PC」機能を備える。現在、スウェーデンの開発元を買収したチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの製品となっている。
最新版では、Pointsec PCがWindows Vista、Windows XP Tablet PC Edition、Windows Server 2003の各Windowsプラットフォームに対応した。HDDに暗号化をかけたまま、旧バージョンからのアップグレードが行える。また、Windowsとのパスワード/パスワードポリシー同期、Windows認証との統合、認証画面上のマウス操作やソフトウェアキーボードの利用が可能となった。Windows認証統合を有効にすると、指定IPアドレスのping応答がない場合、またハード構成が変更された場合にシステムの強制シャットダウンを行う。
AES暗号化のパフォーマンスも、従来に比べて約70%向上しているという。
価格は、1ユーザーライセンスが1万9000円、管理者向けパッケージが50万3000円、年間のアップグレード製品/修正パッチ提供、FAX/メールサポートを含むアップデートライセンスが3000円。20ライセンスからの提供となっている。
同社はSIサービスや保守を含め、今後3年間で30万ライセンス、約40億円の売り上げを見込む。
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