米Microsoftは9月11日(日本時間12日)、計5件のセキュリティ更新プログラムを公開する。最大深刻度「緊急」はこのうち1件のみで、残り4件は「重要」レベルとなる。6日の事前通知で明らかにした。
緊急レベルの更新プログラムは、リモートからのコード実行に悪用される恐れのあるWindowsの脆弱性に対処する。影響を受けるのはWindows 2000 SP4。
重要レベルの4件は、Visual Studio、UNIX向けWindowsサービス/UNIXアプリケーション用サブシステム、MSN Messenger/Windows Live Messenger、Windows/SharePoint Serverがそれぞれ対象となる。
このうちVisual StudioとMSN Messengerの脆弱性はリモートからのコード実行、UNIXサービスとSharePoint Serverの脆弱性は権限昇格に利用される恐れが指摘されている。
併せて、悪意のあるソフトウェア削除ツールの更新版も公開。セキュリティ以外のアップデートはMicrosoft Update(MU)とWindows Server Update Services(WSUS)経由で1件をリリースする。
関連記事
- Vista関連のパッチ数本配信、署名認証回避問題にも対処
セキュリティ以外のパッチを中心に、ここ数日で5本のWindows更新プログラムが公開された。 - MS月例パッチ9件が公開、IEなどの脆弱性修正
- Vistaと仮想化の脆弱性に対処、MSの月例パッチ
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.