セキュリティ企業のTrend Microは9月12日、マルウェアのStorm Wormが今度はGoogleの名をかたる手口を採用したと報告した。
Trend Microが入手した電子メールのサンプルは、本文に「You have just received a new Google Message!」(新しいGoogleメッセージが届きました!)と記され、「www.google.com」で始まるURLを記載して、メッセージ参照のためこれをクリックするよう促している。
しかしこのリンクをクリックすると、マルウェアがダウンロードされる。Storm Worm絡みでは数日前に、NFL開幕に便乗した攻撃が浮上しており、今回も同じ手口だとTrend Microは解説。ユーザーに対し、見覚えのないメールを開いたり、リンクをクリックすることのないよう注意を促している。
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