「Appleに未来はない」、iPhoneロック解除問題への対応に痛烈批判
Sunbelt Softwareの社長兼CEOが、「愚かでごう慢」なAppleの態度をこきおろした。
AppleがiPhoneのアップデートでロック解除された端末を使えなくしたのは「本当に愚か」なことであり、「携帯電話提供企業としてのAppleに未来はない」と、セキュリティ企業Sunbelt Softwareのアレックス・エッケルベリー社長兼CEOがブログで痛烈に批判した。
エッケルベリー氏は、AppleがAT&TにのみiPhoneの提供を認めたのは、ごう慢だがAppleらしいやり方であり、iPhoneの素晴らしさを考えれば大目に見てもいいと思っていたと打ち明ける。
しかし、その後iPhoneのロックを解除する方法が公開され、最初のハッキングが発表されたときにはAppleの株価が上昇さえしたのに、Appleは自社に向けられたメッセージを理解しているようには見えなかったと同氏。
ハッキングされたiPhoneを使い物にならなくしてしまったAppleは、携帯電話ビジネスの仕組みを理解しようとさえせず、自分たちのやり方でやると決めてしまったと同氏は批判。「わたしはAppleの生意気なごう慢さにムカムカしている」と述べ、同社が提供している製品には真に価値があり、もっと普及する必要があると考えるだけになおさら残念だとしている。
「ユーザーは貴重なコモディティー」だと同氏は強調。「Appleが80年代と90年代初頭にも同様に愚かな閉鎖性で会社をつぶしかけた」ことを引き合いに「Appleにとってユーザーがすべてなのだということを、ジョブズ氏が理解してくれることを望む」と述べ、「ユーザーを馬鹿にすれば、ユーザーは獲得できない」と結んでいる。
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