今年はマッシュアップ――日本IBM、Scholar Challenge 2007の開催を発表
高度なIT技術力を持つ人材育成を目的としたScholar Challenge 2007が開催される。今年のテーマはマッシュアップだ。
日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は10月15日、Web上に公開されているAPIなどを組み合わせて新しいサービスを作るマッシュアップをテーマに、大学生/大学院生/専門学校生を対象としたコンテスト「Scholar Challenge 2007」を開催すると発表した。専用Webサイトから応募できる。申し込み期間は10月15日から11月27日まで。
IBMは、高度な技術力を持つ人材育成を目的に、大学などの教育機関を支援する「IBMアカデミック・イニシアティブ」を2001年から展開している。この一環として、日本IBMは、日本のイノベーションの原動力として活躍する学生の育成を目的に、さまざまイベントを開催してきた。
Scholar Challenge 2007は、日本で開催する第3回目のコンテスト。世界に通用する情報通信技術者の育成を目指し、九州大学大学院システム情報科学府の社会情報システム工学コース協賛の下、IT技術に触れる機会を学生に与える。
コンテストでは、学生のアイデアとマッシュアップの新たな可能性でイノベーティブな企画を生みだす「アイデアコンテスト」と、実際にマッシュアップサービスを作成する「マッシュアップ・デザイン・コンテスト」を実施。「アイデアの斬新性」「有用性」「実現性」「技術性」などが評価対象となる。
審査結果は、11月30日に開催される学校関係者と日本IBMの若手エンジニアとの交流イベント「IBMTechEx for Student 2007」で発表される。
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