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「Info 2.0」でもIBMとジャストシステムは協業強化へIBM Information on Demand 2007 Report(2/2 ページ)

ラスベガスのIBM Information on Demand 2007カンファレンスで、IBMがジャストシステムのセッションに同席し、Info 2.0とxfyの連携をデモした。両社はその絆を一層深めているようだ。

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東海岸に拠点を移し攻勢に出るジャスト米国法人

 ジャストシステムは昨年3月、XMLオーサリングツールであるで「XMetaL」の事業をBlast Radiusから買収し、グローバル市場で販売している。ジャストシステムの米国法人の売り上げも90%をXMetaLが占めているが、北米を統括するマーク・シュノーボルク上級副社長は、来年3月までにxfyの企業顧客を2〜3社獲得し、近い将来は25%までxfyの売り上げ比率を高めたいとする。


カナダのCartesisやフランスのBusiness Objectsといった米国外に本社を置くBIベンダーで要職を務めた経歴を持つシュノーボルク氏

 「DB2 Viperとの連携はもちろんだが、IBMとはLotus Notesや製薬業界や保険業界で広く普及しているFileNetとの連携も進めており、さらに大きな市場機会がある」とシュノーボルク氏。

 2002年から2004年にかけてXML技術も一時の勢いを失ったが、米国市場ではハイテク分野の技術ドキュメントを中心に広範な普及を見せているという。浮川氏によれば、XMetaLの引き合いから、業界や用途を問わず、XMLの普及に弾みがついてきたという。

 新しい技術の採用に積極的な金融業界の営業に軸足を移すべく、シリコンバレーのパロアルトにあった米国の拠点もこの5月、一部のR&D機能を除いて、ニューヨークに移した。

 「米国は最大の市場。将来は日本法人を超える売り上げでジャストシステムの成長に貢献したい」とシュノーボルク氏は米国法人の役割を話す。

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