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Ubuntu 7.10が予定通りにリリース
Gutsy Gibbonの愛称がつけられたUbuntuの最新バージョン、Ubuntu 7.10が10月18日、予定どおりリリースされた。3Dデスクトップ環境がようやく統合されるなど、意欲的なリリースとなった。
Gutsy Gibbon(根性のあるテナガザル)の愛称がつけられたUbuntuの最新バージョン、Ubuntu 7.10が10月18日、予定どおりリリースされた。デスクトップ版、サーバ版が公開されており、デスクトップ版の日本語ローカライズド版は10月19日中にリリースされる予定。すでにUbuntuユーザーであれば、アップデートマネージャからアップグレードするだけでよい。
今回のUbuntu 7.10では、過去に何度も採用が検討されたものの、見送りとなっていた3Dデスクトップ環境がようやく統合された。CompizFusionがデフォルトで採用されていることがそれに当たる。
マーク・シャトルワース氏自身、同機能の採用を心待ちにしていたが、実用性とのバランスが考えられており、デフォルトで有効となっているのは、アクティブウインドウに影をつける機能などだけで、キューブによる画面切り替えなどはデフォルトでは無効になっている。
そのほか、GNOME 2.20やAppArmorが採用されたことなどが新たな特徴として挙げられる。また、NTFSの書き込みにも対応している。
今回リリースされたものは、いわゆるLong Term Support(LTS)リリースではなく、2008年4月にリリース予定のUbutu 8.04がUbuntu 6.06に続くLTSになる予定。
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