速報
Adobe、Reader/Acrobatの脆弱性修正アップデートを公開
Adobe Reader 8.1.1/Acrobat 8.1.1が公開された。Adobeはユーザーに対しアップデートを強く勧告している。
米Adobe Systemsは10月22日、Adobe ReaderとAcrobatに報告された深刻な脆弱性に対処するセキュリティパッチを公開した。
Adobeのアドバイザリーによれば、エンドユーザーが悪質なファイルをAdobe ReaderかAcrobatでロードすると脆弱性が悪用され、システムを制御される恐れがある。
影響を受けるのはAdobe Reader 8.1/7.0.9、Adobe Acrobat Professional/3D/Standard 8.1、Adobe Acrobat Professional/Standard/3D、Elements 7.0.9およびそれ以前のバージョン。Windows XPでInternet Explorer(IE)7がインストールされたシステムに脆弱性が存在する。
Adobeはこの問題に対処したAdobe Reader 8.1.1/Acrobat 8.1.1を公開し、ユーザーに対しアップデートを強く勧告。バージョン7.0.9のアップデートは後日公開予定だとしている。8.1.1にアップデートできない場合は「mailto:」のオプションを無効にすることでも問題を回避できる。
この問題では、MicrosoftもWindowsに問題があることを認めており、後日、パッチが公開される見通し。
関連記事
- MS、WindowsのURI処理の脆弱性認める
FirefoxやAdobe ReaderなどのアプリケーションとIEの関与で発生する脆弱性について、MS側が問題を認め、対処を表明した。 - Adobe Acrobatに詳細不明の脆弱性、ハッカーが伝える
- Adobe Acrobatの深刻な脆弱性、10月中めどにパッチ公開
Adobe ReaderとAcrobatに脆弱性があることをAdobeが認めた。一方で、この脆弱性はWindowsに原因があるとの見方も。 - Adobe Acrobatの脆弱性突くコンセプト実証コードが公開
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.