SPSS、サーベイ統合パッケージの最新版を発売
PCソフトウェア開発・販売のSPSSは、デスクトップベースのリポートツール「Desktop Reporter」を追加したサーベイ統合パッケージの最新版を販売開始する。
エス・ピー・エス・エス(SPSS)は10月24日、調査設計からデータ収集、分析、レポーティングまでを一元管理をするサーベイ統合パッケージの最新版「Dimensions 4.0」を発表した。10月25日から出荷開始となる。
新製品は、データ収集ツール「mrInterview」、集計ツール「mrTables」、スクリプトを作成するオーサリングツール「mrStudio」、複数言語に対応する「mrTranslate」、調査表をWordに出力し、回答をスキャンする「mrPaper/mrScan」、mrStudioのスクリプトをサーバ上で実行する「Dimensions Component Pack」、リファレンスガイド「Dimensions Development Library」の8コンポーネントと、新たに追加されたデスクトップ上で実行するリポートツール「Desktop Reporter」で構成される。
Desktop Reporterでは、ユーザー自ら結果のフィルタ処理や変数の編集などをすることで独自のリポートを作ることが可能となる。作成したデータは、エクスポート機能を用いることでMicrosoft OfficeやHTMLなどの形式に対応する。さらに、「Quancept」、「Quanvert」、「Surveycraft」などのデータベースにアクセス可能なため、実際に集計した調査結果にデータベース内のサンプルデータを補充することで精度をより向上させることができる。
価格は、8コンポーネントの最小構成で300万円から。Desktop Reporter単体は25万7250円から。初年度で5億円の売り上げを目指す。
同製品はASPサービスでも提供されており、教育機関向けに拡充したい方針。機能面では大きな違いはない。
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